世界的危機となっているコロナウイルス
日本ほどではありませんが、無論ベトナムにも感染者が出ており、
国内での感染者数は2020年3月28日時点で169人と発表されています。
学校の休校に端を発したベトナムのコロナ対策は、現在では入国者全員への医療申告の義務付けや、
各国に対する入国制限・VISAの発給停止など、国家レベルでの徹底した防疫措置となっています。
そんな国を揺がすピンチの最中、巷である曲が話題になっている事を、ご存知でしょうか?
それが、
コロナの歌“Ghen Cô Vy”
↑この曲が、今ベトナムでブームとなっています。(本日3月30日時点で再生回数は2,600万回超)
元々は恋愛(嫉妬)をテーマにした曲“Ghen”
ですが、「コロナウイルスへの感染対策」をテーマに、替え歌アレンジされました。
欧米のメディアにも取り上げられ、曲にダンスを付けてSNSに動画投稿することが若者たちの間で
一つのトレンドとなりました。ダンスの中に、“手洗いの仕方”が振付けとして含まれており、
それをマネて手洗いをちゃんとする様になった子供たちもいるそうです。
歌詞の内容を見てみると、
「手を洗いましょう」「目・鼻・口を触らないで」「人混みを避けましょう」…
と、いたって当たり前のことを言っているだけです。
しかしながら、“疫病”というマイナスなニュースに対し、このような前向きな楽曲アレンジをし、
若者たちの流行を作り上げてしまうベトナム、流石だなぁと感じました。
同じく東南アジアのタイでも、同じようにコロナウイルス対策にまつわる歌とダンスがあり、
話題になっているようです。
悲観的になり過ぎず、時にどこか楽しみながら対策を講じる諸外国の心の余裕…
ピンチの時こそ見習いたい精神ではないでしょうか。
今回ご紹介した曲、ベトナム人実習生たちももちろん知っているので、受け入れ企業の皆さんは是非、
話のネタにしてみて下さい 🙂