桜の見頃もピークを過ぎ、進学・就職・転勤と新生活が幕を開けたこの季節、
こちらも春の恒例行事、「春の全国交通安全運動」がはじまりました!
今年は4/6~4/15の10日間で、明日4/10は「交通事故死ゼロを目指す日」だそうです。
という事で、
今月は2回にわたり、『ベトナムの交通事情』についてご紹介したいと思います。
ベトナムを初めて訪れる日本人がまず一番に衝撃を受けるのが、まさしく現地の道路状況です。
バイクの多さは有名な話ですが、それにも増して、交通マナーの感覚が日本人とは全く異なる事に驚きます。
反対車線を逆走するバイク、
歩道を我が物顔で疾走するバイク、
狭い車間を我先にと無理矢理すり抜けていくバイク…
とにかく、見ているこっちがヒヤヒヤしてしまう場面ばかりです。
「歩行者優先」「直進車優先」「緊急車両優先」、
そんないわゆる“日本の常識”は通用しません!(断言)
ベトナムではとにかく、「行ったもん勝ち!」「自分が優先!」です。
交通ルールは“無い”と言っても過言ではありません。言わば、
「自分こそルール!」なのです。
道のあちこちでクラクションが怒号の様に鳴り響きますが、それは日本の様に“危険を知らせるため”と言うより、
「自分が行くから邪魔してくれるな」という他者への威嚇のようで、かなり多用されています。
皆さんがベトナムを訪問された際は、きっと誰しも、洪水のごとく大量のバイクが流れる道路を渡らなければならない場面に直面すると思います。そんな時は、言うまでも無くより一層の注意が必要です。
たとえ横断歩道がある場所で歩行者信号が青でも、そこに猛スピードで車両が突っ込んで来るのですから。
「向こうが止まってくれるだろう」などという淡い期待は、ベトナムに行く前に捨ててくださいね!
近頃日本では、コロナウイルスの影響でなるべく公共交通機関を避け、移動手段として自動車を選択する方も多くいらっしゃるかもしれません。私自身も、仕事中の移動手段は100%車です。
今一度初心に立ち返り、日本基準の安全を心掛けるドライバーでありたいと思います 🙂