今回は、『ベトナムの交通事情』パート2です。
交通量の多いホーチミン市内、信号機はもちろんあります。が、
その設置台数は日本に比べるとかなり少ない印象です。
また、日本と違うのは、信号の色が切り替わるまでの時間がカウントダウン式で表示される点です。
この信号機、思った以上に便利で、赤で待つ間にアイドリングストップ出来るし、
時間が分かっているのでその間にスマホをチェックするなど、各ドライバーうまく利用している様でした。
しかしながら、そのカウントをきっちり守っているという訳ではなく、(さすがベトナム☆)
青に切り替わる10秒前くらいからエンジンをふかす音が鳴り始め、
5秒前くらいからフライングスタートが始まります。
前にいるバイクが律儀に青になるまで待っていると、後ろから
「早く行け!!!」
のクレームのクラクションが鳴りまくる次第です。。
前回も記述しましたが、ベトナム人は本当にクラクションをよく鳴らします。
この様なバイク文化に起因する騒音(生活音?)の中で暮らしているのですから、
彼らの声がやたらと大きいことにも納得です。
その他、ベトナムの交通事情について私が個人的に一番ショックだったのは、
救急車がサイレンを鳴らしていても、誰も避けようとしない
ことでした。
バイクの集団からは普通の自動車と同じく“邪魔者扱い”され、サイレンの音など完全に無視されていました。
その事についてベトナム人に話をすると、
「救急車を待つと時間かかるから、自分でタクシー捕まえて病院行った方が早いよ!」
との見解…。
「それが出来たらそもそも救急車呼ばないでしょ!」
と心の中で突っ込まずにはいられなかったですが、何はともあれ、
日頃見慣れた日本人の譲り合いの精神を想い、自国に生まれたことに小さな幸せを感じた瞬間でした 🙂