気が付けば11月も残すところあと2日…
間もなく2020年最後の月がやってきます。(早)
紅葉も見頃を過ぎ、いよいよ本格的な冬の訪れ…
世間は年末年始に向けて冬支度…
学生たちは受験勉強真っ盛り…
外国人たちも日本語能力試験に向けてラストスパート…
という事で今回は、
『日本語能力試験』についてご紹介したいと思います!
そもそも“日本語能力試験(JLPT)”という言葉を初めて耳にされた方もいらっしゃるでしょうか?
JLPT= Japanese-Language Proficiency Test の略。
これは、日本語を母語としない人を対象とした日本語力を測るための試験で、
数ある日本語の検定試験の中でも、最もポピュラーなものです。
日本国内では年に2回、7月と12月に実施されています。
海外でも実施されている国が多く、ベトナムでは4つの都市が受験地となっているそうです。
実習生を始め、留学生や、社会人など、日本語を勉強している様々な人たちが受験します。
実習生の中にも、「せっかく日本に来たんだから資格を取りたい!」ということで
果敢にチャレンジする子たちもちらほら。
今年はコロナの影響で7月の試験が中止になってしまいましたが、
次回12月の試験は今のところ実施予定ということで、先日受験票が郵送されました。
試験のレベルは、N1~N5までの5段階に分かれています。(N1が最も難しい)
N3が「日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる」レベルと定義されており、
それより幅広い場面で使われる日本語がN1~N2レベル、
より基本的な場面で使われる日本語がN4~N5レベルということになります。
実習生たちはN3、N4を受験する子が最も多いですが、
中にはN1やN2といった上位級にチャレンジするつわものも!
日本語を学ぶベトナム人が一番苦労するのは、やはり“漢字”です。
ベトナムに限らず、非 漢字語圏の外国の方が日本語を勉強する場合、
もれなくこの難敵と対峙することになります。
実習生たちは通常「会話」や基本的な「文法」をメインに勉強をしてくる為、
簡単な漢字しか読めない子も多く、試験に合格する為には、かなりの時間を
漢字の学習に充てることとなるのです。
実習生の寮を訪問すると、時折、部屋の壁一面に漢字をびっしり書いた紙を
貼っているの見かけます。人知れず努力する姿を想い、
「がんばれー」と応援したくなるものです。(受験生の我が子を見守る母の気持ち…)
試験本番は間もなく、12月6日(日)です。
異国の地で目標に向かって懸命にがんばる実習生を見掛けたら、
是非あたたかいエールを送ってあげてください 🙂 !